Hatsumiya Gallery

Hatsumiya Gallery

ようこそ、極宮(はつみや)ギャラリーへ
文化の連続性に触れるためのアートを・・・

現代の空間に、静けさの芯を置く。

「はつみや」は、床の間の精神性をアートとして再構築します。

かつて日本の住まいには、季節の草花や書画をしつらえ、心の静まりどころを生む「床の間」という空間がありました。そこに飾られた掛け軸は、単なる装飾ではなく、空間の重心であり、精神の座標軸としての役割を果たしていました。
現代の暮らしが洋風化し、間取りが変化した今も、私たちは心のどこかで、「静けさの拠り所」を求め続けています。
はつみやのアートシリーズは、この床の間文化に内在していた“精神の美”を現代に読み替え、洋風インテリアにも自然に溶け込むかたちで再構築しました。
それは、単なる飾りではなく、空間に“間”と“祈り”をもたらす、新しい掛け軸のかたち。
静かな力を宿した一枚が、暮らしの空気を変えていく。

精神を置くアート。それが、はつみやが目指す「現代の床の間」です。

ヒューマニズムからくる創造性

–人間らしさが生む、美と共生の未来–

高度経済成長を駆け抜けた私たちが今、あらためて見つめ直すべきもの――それは「人間とは何か」という問いに他なりません。AIが進化し、技術が日々の生活を支配し始めた今だからこそ、創造性の本質は、遊び心、祈りに似た願い、そして誰かとつながりたいという根源的な衝動に宿るのではないでしょうか。
ヒューマニズムとは、単に人間中心の考えではありません。それは、他者を思いやり、自然に学び、時間をかけて受け継がれた美意識を大切にする「人間らしさ」そのものです。こうした人間本来の感性から生まれる創造性こそが、いま、私たちの社会に必要とされています。
この創造性は、美術館の中だけにとどまるものではありません。街角、公園、家庭の中、そして日々の営みにこそ、静かに息づくべきです。たとえば、風の通り道にそっと飾られた一枚の絵、季節の光に呼応するインスタレーション。そうしたものが人の心を揺さぶり、意識の層を一段上げてくれるのです。
私たちBANRIが提案する〈はつみやシリーズ〉もまた、この理念に根ざしています。自然との共鳴を大切にし、光や風、命あるものたちのささやきに耳をすませながら制作された作品群は、暮らしの中に新たな感性を呼び起こします。生活空間にひとつのアートが加わることで、世界の見え方が少しずつ変わっていく——その実感が、未来への希望を灯すのです。
「ヒューマニズムからくる創造性」は、決して過去に戻ることではありません。伝統と革新、自然と人間、感性と理性が調和する、新しい文化の形。そこに私たちは、日本の明日への美しい答えを見出したいのです。

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